魚の食性とその地方による特性の違い

ぼびぃ

2015年03月01日 21:29

今日は久々に休みで近所の釣具屋にマニアなルアーが入荷したとの情報を入手したのでそれを手に入れるべく足を運んでみた。
久米島では現在、チヌダービーが開催されていて、その状況を伺ってみたのだが今年は参加する人も例年より少なく、釣果もイマイチだとの事。
しかし、チヌが釣れていない訳ではない。
このチヌダービーはオキアミの餌で浮き釣りのみという縛りがあるのでそれは仕方のない所。
実際に釣れている餌を伺った所、実にとんでもない餌が釣れているとの事だった。
この話を聞いて真っ先に頭に浮かんだのがオイラが一時期ハマっていた血合いフィッシング
その記事はコチラから

マグロの血合いを餌にコトヒキやミナミクロダイ、ロウニンアジやカライワシ、果ては70cmのギガコチその時の記事はコチラまで仕留めるという快挙を成し遂げたのだが(笑)この釣り方は正にその時期とその場所の魚の食性に合わせた釣り方そのものなのだ。



関東からマグロを釣りに来た方曰く「マグロの血合いってどんな魚も釣れないと思ってたのに」
とおっしゃっていたし、関西から来た方は「港でこんな仕掛けでチヌがこんなに釣れるなんて信じられない!」と目を丸くして驚いていた。
そりゃあそうだ、釣りが初めての女の子が1000円のセットの竿でこんなチヌ釣っちゃうんだから(爆)
その時の記事はコチラ

今、久米島で釣れているという餌も正にそんな感じ。
以前からそのような話は聞いていたのだが、雑食性が強いチヌの食性と楽をして高カロリーの餌を効率よく捕食出来るという魚の知恵と学習能力の成せる業なんだと思う。
これは餌釣りだけではなくルアーフィッシングに於いても共通する事でその時に対象魚が捕食しているベイトのサイズ、シルエット、動きをマッチさせる事で釣果に繋げていく事も出来る。
ただ、ルアーに関してはそこに食性以外の魚の本能に刺激を与えることでバイトのチャンスを作る、いわゆるリアクションバイトを誘う事が出来るのが餌釣りとの大きな差の一つであるし、ルアーフィッシングの醍醐味の一つでもあると思う。

NHKの日曜日の夜の番組で「ダーウインが来た!」という番組があるのだが、今日放映していた内容が地域による食性の違いを如実に現している内容だったのだが、ユーチューブとかでご覧になった方もいらっしゃると思うが、ヨーロッパオオナマズが鳩を食うという内容で、番組では何故、オオナマズが鳩を食うようになったかというのを検証していたが、やはりこれも高カロリーの餌を効率よくとる為の手段の一つとしてオオナマズが選んだ手段なのだろう。
鳩が空や陸上の敵には警戒しているものの、水中からの敵には全く無防備でオオナマズを外敵として認識していないという考察には笑ってしまったが、偶然の結果とは言えオオナマズにとってはそれが良い方向に働いたのだろう。
しかし今後、鳩も学習してオオナマズを外敵と認識したらどうなるかが見ものだけど。


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