チヌはカニで釣れ!?の補足
10月11日に投稿した記事の
チヌはカニで釣れ!?について、
久米島ホタル館の佐藤さんから、
「あの内容はちょっとマズいんじゃないか?」
との指摘があった。
何がマズいのかと言うと・・・・
あの記事の中で川に棲んでいるカニを餌に使ってチヌを釣ったと言う事。
オイラが使ったのは河口付近に生息する
クロベンケイガニと言うカニの子供を餌に使ったのだが、あの記事を見た釣り人が
「よし、じゃあ川でカニを捕まえてチヌの餌に使おう!」と、安易に河川に生息するカニを捕まえて餌にしてしまわないか?
と言う事なのだ。
久米島の河川には上流から下流域まで様々な種類のカニが生息しているが、中でも河川の上流から中流域にかけて生息するカニには
クメジマオオサワガニ
ケラマサワガニ
クメジマミナミサワガニ
と、言った
絶滅危惧種も生息している。
カニが餌になると言うことだけで、安易にカニを捕獲してそれが希少な生物だと知らずに餌として使用してしまわないか?と言うことを懸念しているのだ。
この辺りはオイラも迂闊だったと反省していて、単に
「カニを餌にした」としか書いてなかったので、誤解を招く書き方になってしまっていた。
沖縄の河川環境というのは多種多様の生物を育む一方で、非常にもろい環境で、そこに人の手によってプレッシャーが掛かる事により、生息する生物には大きなダメージを与えてしまう。
特に久米島のような離島ではそれが顕著で上記のカニ類の他、
キクザトサワヘビの様な
絶滅危惧ⅠA種の生物も生息している。
これらの生き物たちがこれ以上ダメージを受けずに生息して行く為には
久米島ホタルの会が行っている河川環境の保全活動や、環境保全型の利用が不可欠になってくる。
我々アングラーも同様で、いつまでも良い環境で釣りを楽しみたいなら、釣り場にゴミを捨てない等というのは当然の事で、キャッチ&リリースが理想的だが、キープするなら魚種による体長制限、匹数制限というのも自主規制として必要になって来るのではないだろうか?
自然の中で遊ばせてもらっている釣り人なのだから、その自然環境を壊すような事だけは絶対にせずに、上手く自然環境と付き合って、楽しい釣りをいつまでも続けて行きたいものだ。
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